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数理的手法を使いやすくするためのソフトウェア開発

科学技術計算とデータサイエンスについて

ブログで自分をマーケティングするために

仕事 ソフトウェア開発

「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル^1」という本に啓発されて、ブログを書くことにしました。 特に次の2点、

  1. ソフトウェア開発者として長期的に、自分は何をしたいか?
  2. その途上で問題になりうることをどう解決するか?

を考えながら、ブログ記事を書いていきたいと思います。

この本のようにソフトウェア開発者にブログを書くようにアドバイスすることは、今では目新しいことではないのかもしれません^2。 しかし、そのアドバイスを理由付けるレトリックは以下のように、少し刺激的でした。

「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル^1」の該当部分の要約

0. 自分を売り込め!

多くのソフトウェア開発者は良いキャリアを築くことにそれほど熱心ではありません。 つまりは、会社に自分のキャリアを委ねてしまっています。 しかし、会社には会社の都合がありますから、社員のキャリアを悪化させるような人事異動、リストラ、整理解雇をすることもあります。 ですから、そうなる前に、より良いキャリアのために、どのような仕事をする必要があるかを考え、その仕事を手に入れるため自分を売り込む必要があるのです。

換言すれば、自分のキャリアを会社に委ねるのではなく、自分自身でコントロールするために、会社を顧客としてソフトウェア開発というビジネスを行うというくらいの意識を持つのです。 そして、そのビジネスを成功させるためには、自分をマーケティングする必要があります。

1. 潜在的な顧客の注意を引きつけろ!

通常、マーケティングで人々の注意を引くためには、ブランディングが行なわれます。 それは、売り込むものが何のためのもので、何をするものなのかというメッセージを絞り込み、首尾一貫した形で、何度も繰り返すことです。 例えば、ジョン・ソンメズ (この本の著者)は、ブランド名によって、自分は「シンプルプログララマー」であり、ブランドメッセージによって、自分がすることは「複雑なコンセプトを分解し、単純にして、誰もが理解できるようにする」であると、明確にしています。 これがブログによるブランディングです。 なので、ソフトウェア開発者としての自分をブランディングするために、自分が何者で何をしたいのかを明確にしましょう。

2. 潜在的な顧客に価値を提供せよ!

マーケティングにおける価値とは、潜在的な顧客に役立つような情報(あるいはサービス)を無償で提供することです。 例えば、良いAndroidアプリ開発の仕事を得たいのであれば、そういった分野の開発において生じるであろう問題に対して、解決策あるいはヒントとなるようなブログ記事を書いてみましょう。 つまり、ある専門分野で良い仕事を得たいのであれば、その分野で問題となっていることをどのように解決するかを考えて、それをブログ記事にするのが良いのです。

売り込みだけを目的にするのはやり過ぎでは

以上が、「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル^1」がソフトウェア開発者にブログを書くことを薦めるレトリックです。

ただ、自分の売り込みだけをブログの目的とするのはやり過ぎのように思えます。 その目的では、ブログ読者として想定するのが、近い将来に仕事の依頼主になるかもしれない人々だけになってしまいます。 しかし、その想定範囲は狭すぎます。 それに、売り込みの他にも、良いソフトウェア開発の仕事を得るために必要なことはあります。 それはそのような仕事で必要となる技術を学び、専門を深めることです。 ですから、想定読者層をその専門分野でソフトウェア開発をしている人々へと広げて、ブログにはその分野での問題解決についてだけでなく、その専門分野を学ぶ途中経過についても書く方が、良い仕事を得るという最終目的にかなっていると思います。

そういうわけで、私と同じ分野、あるいは、関連分野でソフトウェア開発をしている方々へ向けて、何かお役に立てるようなブログ記事を書ければと思っています。

これから宜しくお願いします。


参考リンク

^1:「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」ジョン・ソンメズ (著), 長尾 高弘 (翻訳), まつもとゆきひろ (監修)、日経BP社 (2016/5/21)。

^2: 「【寄稿】 エンジニアはブログを書いた方が良い、その理由をキャリアの視点から考える」週刊はてなブログ(2013-08-22)。