数理的手法を使いやすくするためのソフトウェア開発

科学技術計算とデータサイエンスについて

計算科学

転職して半年、材料科学分野でのデータ分析に従事

今の職場での仕事をこなしたり学んだりするのに忙しすぎて、最近、なぜ転職したのかを忘れかけています。しかし、なぜ職場を移ったのかは、今の職場でこれからどうするかを考えるために重要なことです。なので、忘れないうちに、書いておきます。 なぜ前の職…

計算科学からデータ集約型科学へのワークシフト

この半年、機械学習エンジニアとして仕事をしたいと思ったり ^1 ^2 、 データ分析の仕事のほうがまだ適性があるのではと言われて、 そこを目指そうと思ったりしてきました。 ただ、キャリアを変えるのはなかなか難しいです。 社内公募がないと聞いて落胆した…

テクノロジーを民主化するには、ソフトウェア開発の民主化から

グーグルなどの言う「機械学習の民主化」 ^1 ^2 が文字通りの意味ならば、彼らが目指しているのは、 多数の機械学習エンジニアが、多数の人々の利益のために、 という理想だと思います。 これに対して、現実では、 少数のエンジニアリングを理解しない人々が…

すごいプログラミング言語Formura で、たのしく科学シミュレーション?

科学シミュレーションのプログラミングは、 しばしば、退屈でめんどうなことがあります。 まず、退屈なのは、 ひとそろいの偏微分方程式で記述できるようなシミュレーションであっても、 長大で冗長なソースプログラムを書かねばならないことです。 そして、…

計算科学からデータ集約型科学へのシフトで、数理的手法が使いやすくなっている

数理的手法とは、様々な現象を数学的モデルでシミュレートできることを仮定して、現象を理解したり利用するためのアプローチです^1。 具体的に言うと、理論科学において自然現象を微分方程式でモデル化したり、計算科学においてモデル方程式を数値的に解いて…